山の容(かたち) ~3D Mountain Art~

3Dプリンターで挑戦するもう一つの日本百名山挑戦記

僕の原点「荒川三山模型」

どうもこんにちは

 

今回は僕の山フィギュアを作る原点にもなった南アルプスは「荒川三山(3,141m)」の話を綴らせて頂きたいと思います。

僕の故郷は長野県飯田市

ご存じの方はすぐお分かり頂けると思いますが、飯田市南アルプス中央アルプスに挟まれた谷合いの街です。

で、山の中腹にあった僕の実家からはそれはそれは南アルプスがよく見えました。

こんな感じです👇

飯田市街越しの白峰三山

飯田市街越しの塩見岳、小河内岳、荒川三山

そんな中でも特に荒川三山が実家からは良く見えて、いつかそれを立体模型にしたいな~と幼い頃からぼんやり思っていたものでした。

荒川三山ドアップ写真👇

駒ヶ根あたりからの荒川三山

時は流れ、僕は大学進学で上京しました。

学生時代は埼玉県(東京寄り)で独り暮らししていたのですが、長野県と違って視界に

山がない...❕

当初は都会に憧れて上京したこともあって特に何も感じてなかったのですが、、、都会で1年も暮すと山が恋しくなり...

そんな際、

「そうだ❕荒川三山模型作りにトライしてみよう❕」

と思い、早速取り掛かりました。

 

まずは本屋に赴き、荒川三山の1/25,000地形図を購入し、厚紙にひたすら等高線を写すという気の遠くなるような作業を行います🖊

一通り等高線が写せたら、次はそれをカッターで丁寧に切り出していきます。

切り出したら今度はそれを糊で丁寧に積み上げていきます。

※紙で作る立体地図"やまつみ"をご存じの方でしたらお判りいただけるかと思います!

 

そして2週間に及ぶ地道な作業の末出来上がった1/25,000スケール荒川三山模型がこちら👇

学生時代に2週間かけて手作りした1/25,000スケール荒川三山模型

できた模型はラッカー系塗料で冬山調に塗装も施しました🖊

冬山調に塗装を施した荒川三山模型

静岡県側からの荒川三山はこちら👇

静岡県側からの荒川三山を再現

厚紙の厚みの関係で、高さ強調が2倍になってしまっているので、実際よりはだいぶ急峻な見栄えですが、それでも自分としては満足のいく仕上がりでした。

そしてこちら、厚紙で作ってるのでずっしり重たいんです。

ずっしりとした重さはまるで魂が籠っているかのよう

底面には手書きで山名も書いていました🖊

荒川三山の底面

という訳で今回は僕の山模型作りの原点とも言える荒川三山模型を紹介させて頂きました😊

もちろんこれは今も僕の宝物として部屋に飾ってあります✨

そして、いつの日か作るであろう3Dプリンターによる1/25,000スケール荒川三山と並べたいと思っています🎵