山を作るのって意外と奥が深い...
どうもこんにちは☀
さて、先日作った北アルプスは穂高岳フィギュアですが、自分の中ではこれまで作った4作品の中でダントツの力作でして、自分でも惚れ惚れしてしまうレベル・・・😊
※穂高岳フィギュア製作の記事はコチラ👇
yama-no-katachi.hatenablog.com
もちろん、穂高岳はそれだけ素晴らしい山ということもありますが、フィギュアというモノとしての良さ(バランスだったり、見た目だったり)がとにかく良かったので、改めて穂高岳フィギュアの何がそんなに良かったのか、諸々の造形条件を見つめ直してみました。
①スケール(縮尺):1/25,000
②高さ強調:1.2倍
③フィギュアサイズ:W180xD90×H60mm
まず①スケール(縮尺)ですが、これは造形エリアとトレードオフの関係にありまして、当然のことながら縮尺を大きくすればするほど、フィギュアのディテールは向上しますが、その分作れるエリアは狭まります。
穂高岳のようなでかい山の場合、手のひらサイズのフィギュアながらできるだけリアルに作るためには、縮尺と造形エリアのバランスを取ることは意外と重要です。
実はこれまで、スケール(縮尺)としては1/80,000、1/45,000、1/32,500、1/25,000など色々と作ってきたのですが、1/80,000はかなり広大なエリアを造形できるけどリアルさがまるでダメ...
1/45,000になるとディテールはグーンと向上しますが、僕的には決定打に欠けるレベルでした⇘
次に1/32,500
ここまでズームするとだいぶ造形できるエリアを絞る必要が出てくるのですが、その分また一段とディテールが向上し、山が持つ個性や特徴がしっかり再現できるようになってきます。
直近で製作した作品中で言うと、ちょうど【No.02】谷川岳(1,977m)が1/32,500スケール(縮尺)で作った作品になります👇
yama-no-katachi.hatenablog.com
でも穂高を作ってつくづく思いました。
やっぱりスケール(縮尺)はできるだけ大きく、願わくば1/25,000で作りたいなーと❕
ディテールが別次元なんですもん❕
と言うことで、先程のラフな立山フィギュアのディテールを思い出しつつ、1/25,000スケール立山フィギュアをご覧下さい❗
いかがでしょうか?
まるで別次元じゃないですか?
穂高岳フィギュアを例にとると、1/25,000クラスになると、ザイテングラートや涸沢槍、ジャンダルム、滝谷ドーム等の微細地形もしっかり再現できるんです💛
ここまで精巧な山模型にしないと山ヤは納得しない❕❕❕w
次に②高さ強調ですが、1/80,000くらいの粗いスケール(縮尺)で作っていた頃は1.8倍くらいに強調しないと地形の起伏的に山らしくならなかったので、かなり強調していたのですが、高さ強調を1.8倍まで強調してしまうと、当然実物よりかなり急峻な地形になってしまうので、その点での不自然感はありました。
そして、スケール(縮尺)を拡大していくと高さ強調はそんなに付けなくても十分山らしくなることを発見し、1/25,000くらいのスケール(縮尺)では1.2倍くらいがちょうど良いと自分では思っています。
先日作った穂高岳フィギュアを使い、蝶ヶ岳から見た穂高岳の景観を再現し、実際の写真と比較してみたいと思います📸
いかがでしょうか?
斜面の傾斜、ディテール等かなりリアルじゃないですか?
最後に③フィギュアサイズです。
これは、従来からW180×D75mmサイズに固定
して作っていたのですが、穂高岳をこの設定で作るとどうしても奥行き方向で前穂、奥穂が収まりきらない...
そこで穂高岳のみD90mmとしてみたのですが、そしたらフィギュアの見た目としてのバランスも何だか一気に良くなり、モノとしての美しさが向上したような気がしています💡
これまで作った3作品もW180×D90で作れば良かった~🥴
と思うほどです。
以上、今回はフィギュア製作におけるノウハウ的な部分にスポットを当てた内容のため、やや文字多めの記事になってしまいました。。。
ということで、まずは先日1/32,500スケール(縮尺)で作った谷川岳を1/25,000スケール(縮尺)且つW180×W90で再製作したいと思ってます❕
では、次回もお楽しみに~👋