山の容(かたち) ~3D Mountain Art~

3Dプリンターで挑戦するもう一つの日本百名山挑戦記

【No.05】白馬岳(2,932m) ※追記あり

皆さんこんにちは

 

山フィギュアも今回でいよいよ5作品目となりました❕

そして、5作品目はこれまた山ヤに人気の高い白馬岳(白馬三山)をチョイス致しました✨

では、いつものようにまずは僕が過去に白馬岳に登った際に撮影した沢山の写真からご覧頂きたいと思います📸

まずは2013年の夏、猿倉登山口起点で白馬三山を縦走した時の写真から行きたいと思います。

 

ドーーーーーーーーーーーーーン❕❕

圧巻の白馬三山(白馬村より)

猿倉登山口付近からの白馬岳

白馬岳の絶壁感がとにかく凄い迫力ですよね⚡

では、どんどん行きたいと思います😀

白馬大雪渓を詰める

だいぶ登ってきました❕(かなりの高度感)

杓子岳(2,812m)、鑓ヶ岳(2,903m)のお目見え~🎵

白馬大雪渓をガスが上ってくる

杓子岳からの白馬岳(2,932m)

鑓ヶ岳からの白馬岳(中央奥)、旭岳(左奥)、杓子岳(右手前)

鑓ヶ岳山頂からの南側の景色(鹿島槍剱岳等が見えている)

高山植物が咲き乱れる鑓ヶ岳直下🌸

いかがでしょうか?

猿倉→白馬岳→杓子岳→鑓ヶ岳→鑓温泉→猿倉という王道の白馬三山縦走コースですが、このコース本当に最高ですのでまだ行かれた事のない方は是非試してみて下さい💡

 

続いて、2017年夏に蓮華温泉方面から白馬岳を日帰りピストンした際の写真をどうぞ📷

蓮華温泉からの登山道からの景観(小蓮華山以北の雄大な山並み)

振り返れば白馬大池

小蓮華山(2,769m)へと続く気持ちの良い稜線

やっと白馬三山が見えてきた(長野側は大雲海でした)

迫る白馬三山(左遠くに鹿島槍ヶ岳

登山道のない旭岳(2,867m)がかっこいい

白馬岳山頂からのパノラマ(遠くの鋭鋒は剱岳

いかがでしょうか?

白馬三山はとにかく雄大で、長野側が切れ落ちた斜面になっている(非対称稜線地形)こともあって長野側から見た景観はそれはそれは大迫力でかっこいいです✨

 

そんな白馬三山をリアル且つ大迫力に再現すべく、縮尺1/25,000高さ強調1.2倍にて3Dプリンターで製作しました❕

では、その力作をとくとご覧下さいませ📸

ドーーーーーーーン❕❕

魂を込めて作った1/25,000スケール白馬三山フィギュア

まさに猿倉登山口付近からの大迫力の白馬岳ですね❕

続いて白馬大雪渓部分をズームしたのがこちら👇

稜線へと続く白馬大雪渓

雪渓はないですが、ここを登ったことのある方なら心の目で雪渓が見えるのではないでしょうか?というくらいリアルに再現されています🎵

 

続いて、白馬村方面から見た白馬三山を再現してみました⛰

これぞ白馬三山という構図ですよね❕

八方尾根方面からの白馬三山を再現

上空から白馬大雪渓を見下ろす

フィギュアサイズはW180×D90×H60mmの手のひらサイズ

ちなみに作り方ですが、以下のプロセスで製作します。

地理院地図サイトより地形データ(STLファイル)をダウンロード

❷ダウンロードした地形データをスライサーソフトで編集しGcodeファイルに変換

❸変換したGcodeファイルを3Dプリンターに読み込み印刷開始

 

地理院地図サイトから落とした白馬三山の地形データ3Dプリンター付属のスライサーソフト内で展開し、編集したのがこちら👇

スライサーソフト内でのモデリングの様子

その後、Gcodeファイルに変換し、3Dプリンターに転送し、印刷開始すると下写真のようにフィラメントと呼ばれる樹脂材料を0.1mmずつ積層して白馬三山が出来上がっていきます😊

※空洞部分は潰れないようインフィルと呼ばれる幾何学構造で充填していきます

3Dプリンターによる山フィギュア印刷中の様子

全自動ですが、完成までには結構な時間を要します...😅

今回の白馬三山フィギュアの場合、総印刷時間は67hでした⌛

フィギュアサイズや設定にもよりますが、僕はとにかく精度優先にしているので、結構時間がかかります...💦

いやいや、山フィギュアのクオリティには変えられませんw❕❕

ちなみに、先日作った穂高岳との共演も一興🎵

1/25,000スケール穂高岳フィギュア(左)と白馬三山フィギュア(右)

いかがでしたでしょうか?

次回はついに登場❕

北アルプスのシンボル槍ヶ岳(3,180m)の予定です✊

こちらも乞うご期待😊

 

ではでは~👋

 

◆7/23(土)追記

1️⃣寄贈させて頂きました✨

登山を兼ねて白馬村に3日間滞在していた最中、30年以上にわたり白馬岳を撮り続けられている著名山岳写真家であり、僕の大先輩でもある菊池哲男さんのギャラリーを訪れ、今回作った白馬三山フィギュアを寄贈させて頂きました🎵

白馬村の奥にひっそりと佇む菊池さんのギャラリー

実は菊池さんとは何かと不思議なご縁がありまして...😅

あ、この件は話すと長~くなりますので今回は割愛させて頂きますが、菊池さんのギャラリーは以前から一度訪問させてもらいたかったこともあり、今回それが叶いました。

 

ギャラリーの方は、息を飲むような作品の数々が多数展示されており、菊池さんの白馬岳愛を感じられたような気がします❕

ご興味のある方は白馬村に行かれた際、是非お立ち寄り頂けると良いと思います🎵

ギャラリー内には菊池さんの作品が多数展示されています📷

2️⃣白馬岳フィギュアを少し改良しました

先日作った1/25,000スケール白馬三山フィギュアですが、実は少し腹落ちできない点がありまして...😅

具体的には、下記2点により、若干バランスと言うかモノとしての美しさに欠けるんです。

①白馬岳がやや切れたようになってしまっているためせめて小蓮華山まで収録したい

②鑓ヶ岳の南側に続く尾根ももう少し収録したい

 

でも、縮尺はできる限り1/25,000を死守したい❕

というのもあるので、フィギュアの横方向サイズを180mm→230mmに広げ、収録範囲も少し拡大致しました❕

で、完成したのがこちら👇

1/25,000スケール白馬三山フィギュア(改良版)

サイズ180mmの改良前verと比較してみると、横方向の収録エリアが広がり、全体的なバランスが良くなったと思いませんか?

1/25,000スケール白馬三山フィギュア(改良前)

ただし一点問題が。

うちの3Dプリンターですが、200mmを超えるサイズの印刷を行うと底面両端が若干反り上がってしまうんです➚

底面両端部分の反り上がり

ので、実は200mmを超えるようなサイズのフィギュアはあまり作りたくないんですが...1/25,000スケールを維持するためには仕方なし。
反り上がりの対策も色々試行錯誤したんですが、未だ解決できず...😰

 

話を戻しますと、白馬三山フィギュアはやはり南は天狗山荘、北は小蓮華山くらいまで収録して違和感が完全になくなるということが今回よく分かりました❕

では、今回製作した改良版白馬三山フィギュアをもう少しご覧頂き、本件はこの辺で閉じたいと思います😊

W230mmサイズになってかなり迫力大

小蓮華山まで収録するとやっと白馬岳らしくなりました💡

改良版白馬三山フィギュア(引き写真)

穂高岳フィギュアとの共演🎵

ではまた~👋